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まちの栄養士さんとは

​まちの「こまった」を「助かった」に変えるお手伝い

【きっかけ​・これまでの話

高校時代から、「年をとっても自分の住み町で生活をするために何が一番課題か」を考えていたのですが、まずは「食べる事」が大きな壁になると思っていました。

年をとって体の機能が衰えていくと、調理をすることができなくなります。買い物だってできなくなります。

そうした時に、どういう支援をしたら地域での生活ができるようになるのかなあと思ったとき、「お惣菜屋さん、お弁当屋さんを作って自宅に届けよう」そう閃き、私は栄養士の道へと進みました。

 

宅配弁当をご依頼頂き、一人暮らしの高齢者のところへお伺いすることが多いのですが、

そこで私たちは栄養の問題だけでなく、色々な困りごとを抱えている高齢者の存在に気づきました。

【宅配弁当を通して知った問題や困りごと】

これまで出会った様々なできごとを書いてみます。

 

・宅配弁当を届けてみたが、低栄養状態(栄養失調)であり食事を摂れる生活の健康状態にない。玄関まで這って出てくる高齢者が数名いらっしゃる。

・これまで冷凍弁当を注文していた高齢者のお宅には食べられずに冷蔵庫や冷凍庫に溜まっている状態になっている。冷凍弁当の食べ方が分からない。

・認知症によりお金の管理ができずに、困窮状態に陥っている。

・食事を喉に詰まらせてしまったのをきっかけに、食事を摂ることが怖くなり低栄養状態に陥っている。

・退院時に栄養指導を受けたが、内容が難しく理解ができなくて自宅の調理に苦労している

・お弁当をお届けしたら、家で倒れていた。

例えば、認知症の兆候があり生活に支障が出ているのですが、遠くに住むご家族はそのことに気づいていない事もよくあります。ご本人もとても悩んでいらっしゃって、誰にこの不安を話したらいいのか分からないという声もありました。

他にも、家の中が散乱していたり、その散乱したものにつまづき怪我をされていたり、想像以上に在宅の生活が困難であることが分かります。

また、栄養士としては高齢者の「やせ」も気になります。この辺りは周囲の方も気づきにくいのですが、実際は食事が十分に摂れておらず低栄養状態に陥っている高齢者がとても多いのです。

【どうしてこういう状況が起きているのか】

超少子高齢化問題、地域包括ケアシステムという言葉の中で様々な人たちは介護保険制度を活用したりしながら生活を送っていますが、ふと周りを見渡してみると生活に困っている人が多いことに気づきます。

介護保険制度というのは、いろいろな社会の仕組みの中でルールがあり、実はそういったサービスをうける機会がなかったり情報を知らなかったりして、生活に困っている方がとても多いのです。

【支援を通してみえたこと】

そこで、私たちは平成29年度よりデイサービスとお惣菜、宅配弁当の事業をスタートさせて、「まちのよろずや」さんをスタートさせました。

そして地域の見守りをしてみると、そこには私たちが今まで気づくことのなかった様々な困りごとがたくさんありました。

「昔からつきあいのある隣人たちは、デイサービスや施設に入っていて、誰もいない。話せる友人が欲しい」「家でご飯を作りたいけれど、子供たちが危ないからといってガスコンロを使わせてくれない」「お料理をしたいけれど、体が思うように動かずに料理ができない」

困りごとはまだまだあります。

家庭の中でSOSを出せない人が多くいて、それを誰もキャッチできないという現状にたくさん接してきて、本当の困りごとは直接会って話してみないとわからないということに気が付きました。

パソコンも使えないし、人との交流も得意じゃなかったり、また認知症が進むと当たり前のことができなくなってくるのですが、ご本人は自分が認知症であることに気づかず周囲の方とトラブルを起こしてしまい落ち込んでしまう。

こういった家庭の中で隠れた困りごとは、外からは見えません。

そこで、私たち栄養士ができることはないかと思い「まちの栄養士さんプロジェクト」をスタートすることにしました。

【これらの問題は高齢者だけではなくて子育て家庭や障がいを持つ家庭でも抱えている】

私たちは活動の対象を高齢者だけではなく、こども達や子育て家庭、困窮者にも広げました。

子ども食堂、こども宅食、フードパントリー等様々な食支援をしてみると、本当に支援の網目に引っかからずに困っている人が多い事に気づきます。

【食で繋がるという観点】

私は長年、「食」を通した支援の大切さを訴えてきました。

食事というのは、生きていくために一番必要な事であり、またどのような人でもお腹はすきます。

だから、私たちは食を通して困っている人たちと繋がっていく活動を続けています。

【「栄養士」であるということ】

食事の事なら、何も栄養士じゃなくても、誰でもできると思われる方もいるかと思います。

しかし、例えば食事に困っている高齢者やご家族に対して、どういうレシピを伝えたら喜んでくれるかを考えるときに、ご本人の食に対する課題(病気や嚥下)をしっかり把握し適切なアドバイスをしようとしたら、専門知識がないとできません。

また、子ども食堂のような居場所を作る際に、衛生の事についてしっかりと学んでおかないと食中毒の危険だってあります。

食支援をしたいと思う方が、安心、安全に食事を提供できるように私たちはお手伝いをすることもできます。

【潜在栄養士の存在】

私は栄養士の仕事をしていないから、こういう活動には興味があるけどできないわ。

そう思われる方もいるかもしれません。でも、私は思います。

栄養士の仕事をしていない人こそ、まちで活躍して欲しい。

高齢者や退院患者の栄養士指導やレシピ提供は、本当に多くの方に喜ばれます。

 

また、こども達への食育活動も栄養士の観点から栄養のお話も入れることができます。

私が栄養士の道へもどったのは、小学校の就学前検診時に食育の講演をさせてもらったのがきっかけでした。

たとえ他の仕事や活動をしていても、食事の事になると無意識のうちに栄養士の能力を発揮していることってありませんか?

 

自分の知識が​身近な人の幸せのお役に立てるっていうのは、とても素敵な事だと思います。

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